学校一のモテ男といきなり同居
そのとき、お母さんから見えない角度で井上くんが笑ったのを、あたしは見逃さなかった。


あ…あいつー!


ホント、最悪!


一体、なにがしたいわけ!?







結局あたしは学校を休むことになって、


井上くんと家に二人っきりにされてしまった。






お昼前にお母さんが出かけたあと、


あたしは自分の部屋にこもっていた。


お母さんは夜遅くまで帰らないらしい。


夕飯はなにか適当に作ってあげてと言われたけど、


仮病を使うようなヤツに食べさせるものなんて、ないから!


風邪でもなんでもないんだから、


勝手に自分で食べろっての!


あたしは部屋にお菓子を持ち込み、音楽を聞きながらくつろいでいた。


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