学校一のモテ男といきなり同居
「あたしだって……」



「無理してない?」



「全然?井上くんが家にいようが、別にドキドキしないし、なんてことない…」



「ならよかった。要するに、学校でバレんのが嫌なんだろ?絶対にバレないよーにするから。それに、付き合う宣言も取り消すし」



「ホントに!?」



「やりすぎだよな。悪かった」



よかった~!



これでもうみんなに弁解しなくてすむ!









「その代わり、俺にフられたってことにしろよ?じゃなきゃ、みんな不思議がるし」



「なんであたしがアンタにフられなきゃなんないのよ」



「どう考えてもそうだろ。お前が俺をフるって、一般的に見てありえねぇから」



「なっ……」



反論しようとしたとき、自転車が急に止まった。




< 148 / 978 >

この作品をシェア

pagetop