学校一のモテ男といきなり同居
「おいー、まだかよ。さっさと上がれ?まさかノボせてんじゃねぇよな」


ハッ!


あれは、井上くんの声。


「上がりたいんだけど、お風呂の鍵が壊れちゃったの!」


「はぁ?」


呆れた声が聞こえたかと思うと、ドアの向こうに人影が見えた。


「キャッ!」


スリガラス越しに見えるはずもないんだけど、


裸を見られたら困るから、慌てて湯船につかった。


カチャカチャと、ドアを開けようとする音が聞こえてくる。


「…開かねーな」


「でしょっ?」


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