学校一のモテ男といきなり同居
「あたしも…寝れないの」



「だよな。下行って、飲み物でも飲むか?」



「ううん……」



首を振って、郁実のベッドに近づく。



そして、枕元に立った。



「あのね……」



「……ん?」



キョトンとして、あたしを見つめる郁実。











「一緒に……寝て欲しいの。今日だけだから……お願い」



恥ずかしい……。



こんなこと、あたしが言うなんて……。



だけど、ひとりで寝るのは心細くて。



不安で、落ち着かなくて、



今はただ、



郁実の温もりが欲しいの……。



恥ずかしさに耐えられなくなって、頬を自分の手で覆う。



熱い……。



あたしきっと、今、真っ赤になってるはず。



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