学校一のモテ男といきなり同居
「あ~、腹減った。オムライス作って」



「そっ……そうだ。作ったやつ、持って来たの。食べる?」



「サンキュ」



郁実がオムライスを食べている間、あたしは上の空だった。



明日郁実を連れて行かなかったら、白雪ちゃんはお父さんに殴られるかもしれないんだよね。



そんなことになったら大変……。









だけど郁実を連れて行くわけにもいかない。



ってことで明日はあたし一人で行って、白雪ちゃんとお父さんや事務所の社長に謝ろう。



占いの結果をみんなにバラされるのは、仕方ない。



だって現に、あたしは郁実の気持ちを優先してるんだもん。



郁実が満腹になった頃、お母さんが帰ってきた。



あたしはそのタイミングでリビングに行き、お皿を片付けたあと自分の部屋に戻った。



郁実から、おやすみメールが届く。



その内容に癒されながら、あっという間に眠りについた。







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