学校一のモテ男といきなり同居
いつだって、結論を聞くのって怖い。



だけど、早く知っておけば気持ちの整理もつきやすいよね。



思い切って、日本を発つ日を聞くことにした。



「いつ…あっちに行くの?」



「2日後には」



真剣な表情で言ってるのに、冗談にしか聞こえない。




「ふっ……2日後って、急過ぎない!?」



「だよな。俺もビックリ」



「デビューは……もう、諦めるんだ?」



「まさか。とりあえず、あっちで親父を説得してくる。それが一番の方法だって真央が教えてくれたよな」



そんなことも……言ったかもしれない。



だけど現実が受け入れられないよ……。









「ホントに、5年後なの……?」



「わかんねー。寂しくなったら、あっちに遊びに来いよな」



「そんな簡単に言わないでよ……」



「うん……そ…だな。よく聞けよ?」



郁実があたしの手をギュッと握る。



「え…」



「将来、真央と一緒に過ごすために…今、すべきことがあるって思った。だから、今回は親父についていく」



ドキッ。



あたしと郁実の……将来。



それって……。



顔が赤くなりそうだったから、軽く俯いた。



「俺の了解もなく勝手に退学届出すような親だから、やっぱ説得に時間かかるかもだけど…できるだけ、早くコッチに戻ってくる」



「うん……」



「待ってるの、ツラかったら……彼氏つくってもいーし」



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