学校一のモテ男といきなり同居
あたしは思い切って、電話にでてみた。



「はい……」



恐る恐る声を出す。



一体誰なの?



あたしの知ってる人?



それとも……。








ドキドキしながら相手が話しはじめるのを待った。



「もしもし」



うわっ。



夏休みにかかってきたのと同じ声が聞こえてきた。



少し声が高めで、井上くんの声とは少し違う。



やっぱり井上くんは、この人じゃなかったんだ。


< 81 / 978 >

この作品をシェア

pagetop