② 灰川心霊相談所~『闇行四肢』~
『依頼』
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――この、居たたまれない空気はなんだろう。
私は大きくため息を吐き出す。
目眩さえ覚えた。
狭い、ほこりだらけの事務所の中に『変態』が二人。
それだけでもう、私は呼吸がしづらくて堪らない。
――せわしなく『反復横跳び』を繰り返しながら機関銃のように言葉を乱射する変態A。
――並ぶ本棚の掃除をしながら、呆然と、ただ無言でそれを見つめる変態B。
A「おお! あなたが灰川倫介さん本人ですか!」
A「いやぁ想像してたよりも随分と若いんですね!」
A「俺があなたに興味を持ったのはかれこれ二年前! 当時はまだ無名だったあなたのことを、その時から俺は知っていた!」
B「………………」
A「多くの事件を次々と解決していく中でそのスタイルを誰も知らないのはなぜだ?」
A「いや、俺には察しがつくね! 知らないんじゃない、理解できないんだ!」
A「でも俺は違う!俺は!」
B「――君、かなり煩いな」