溺愛系と天然系が恋しました!



あたしは、口を尖らせながら、
『きーち先輩っ。チビのあたしに”小動物”
だなんて、いじめですよっっ!』
と、拗ねて言った。

そんなあたしを見ながら、
『だから、”おしおき”なんじゃん?』
と言いながら、意地悪そうに笑う。


あ…
その顔も、初めて見たっ
撮りたい、撮りたいよーっっ!


そう思ってウズウズしていたあたしに、
先輩は、またスプーンに少しのコーヒーゼリーをすくい、差し出してきた。


--パクッ


条件反射の様に、
あたしも、またそれを食べる。


「長澤は、背が小さいのが嫌なの?」


「…ん。だって、部活中とか先輩みたいな
プレイしてみたいし…。」


--パクッ


「長澤には、長澤の良さがあるでしょ。
真似るなとは言わないけど。」


「…でも、憧れなんです。」


--パクッ


「憧れてるの?俺に。」


「へ?んー…、憧れというよりは、
むしろ好きというか……って、ヤバっ!!」


どさくさに紛れて、
告っちゃったよ…
あたし…

NOーーーーーーーーーーーーーーー!!!!



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