溺愛系と天然系が恋しました!


「美憂。頼むからいい加減、自分の可愛さに気づいてくれよ・・・。」


「へっ?!」


きーち先輩が唐突にそんな事を言い出すから、思いっきり声が裏返ってしまった。


あたしが可愛い??
先輩がここまで溺愛してくれるのは嬉しいけど、それは言いすぎじゃないでしょうか???


「な、何言っちゃってるんですか!きーち先輩の目が・・・」


『おかしいんですよ』と言いかけながら、きーち先輩を見上げる。

きーち先輩はどこか不安げにも見える真剣な表情をしていて、あたしはその言葉を言い切る事が出来なかった。


「・・・美憂は知らないみたいだけど、美憂にもファンクラブがあるんだよ・・・。」


「あ、あたしにファンクラブですか?!」


初耳ですよ?!?!


「しかも”ミユりん同盟”とかっていうヘンな名前で・・・。」





< 47 / 161 >

この作品をシェア

pagetop