【完】ツンデレな彼。~初恋は、意地悪で甘々な彼でした~





『........っ、芽流ちゃんと、付き合ってるのに!ダメだよっ!』



あたしだけが、嫌な女になってく。






『........止めらんなかった。俺の前で泣く、高城が悪い』





『なにそれ?あたしはっ!まだ西島くんが好きなの!!だから、毎日毎日悩んで、悲しかった!たくさん泣いた!だけど........西島くんの幸せ願おうって!なのに........キスなんてしないでよ....』




人にこんなに思いを伝えたなんて、初めてで。






人に怒りをぶつけた事なんて、今まで無かった。







『....終わった?じゃ、今度は俺の気持ち伝えてい?』




西島くんの気持ち?






落ち着きを取り戻したあたしは、静かに頷いた。






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