溺愛協奏曲
「・・・で結局莉子ちゃんたちのクラスは何をやることになったの?」



「あはは・・・・あ?なんだっけ?」




「莉子ちゃん聞いてなかったんでしょ?あたし達のクラスはメイド&執事喫茶

になったって言わなかったっけ?」



「えーーーっそうなの?そんなの聞いてない!」



放課後、溜まり場に来たあたし達は文化祭の出し物を何をやるかってことで



みんなと話していたんだけど・・・・午後の西日が射すぽかぽかした陽気に



つい眠気がさして文化祭の出し物を決めるホームルームの時間ぐっすり眠っていた



あたしはそんなことになっているとはつゆ知らず・・・。




今、玲奈ちゃんから初めて聞いた訳で・・・・まてまて、メイド喫茶ってことは



メイド服を着るんだよね・・・あたりまえだけど・・




でも、喫茶って位だから裏方は着なくていいから大丈夫だよね



あたし絶対あんなメイド服似合うわけないし、裏方がいいんだけどな



「莉子ちゃんは裏方じゃなくって、メイド服着ていらっしゃいませしてもらうことに

決まったから」



「え・・・・えーーーっなんで?」



「ぐっすり爆睡してたから勝手に決めちゃったよ、あたしも着るからもう覚悟決めて

一緒に着よ?」


玲奈ちゃんの一言に絶句するあたし・・・



寝ていたあたしも悪いけど・・・なんで裏方じゃないの?



は~っ、なんか憂鬱なんですけど・・・あんなふりふりのメイド服絶対無理なんですけど




文化祭休んじゃおうかな




「莉子ちゃん!休むなんて絶対駄目だからね、学食一年間無料券が掛かってるんだから」




「・・・・・・」



あたしの考えなんて全てお見通しの玲奈ちゃんの言葉にすかさず反応したのは




他でもない蓮で、メイド服というワードにピクリと反応した

















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