溺愛協奏曲
ベーコンをカリカリに焼いてスクランブルエッグを作ればオッケー




食パンを焼き、コーヒーメーカーにコーヒーをセットすれば完成かな



「お父さん、おはよう遅刻するよ~」




部屋を覗くとすでにベットから起きて着替えているお父さんがいる



ネクタイを締めながら鏡越しに映る私にニッコリ微笑む姿はとても40代とは思えない




「もう、朝御飯できてるよ」



「わかった、今いくよ」



テーブルに座るとお父さんは必ずブラックでコーヒーを飲む




お子ちゃまなあたしはミルクも砂糖もたっぷり入れないと飲めないけどね




「莉子、体は大丈夫か」




「大丈夫平気だよ」



大好きなミルクティを飲みながら答えると心配そうなお父さんの顔




あ~あかなり心配かけちゃったみたい



「そんなに心配しないでよ、ホントに大丈夫だから」



ニッコリ微笑むとやっと安心したみたいなお父さん




「無理するなよ、あの学校が嫌なら他の学校に転校しても・・・・」



「ホントに大丈夫だから、第一転校なんてありえないよ」



苦笑いしていると玄関のインターホンが突然なった




















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