♡恋人争奪戦♥

 「父さんの古い友人の家に居候させてもらうことになったんだ」


 「そ…そうなんだ…」


 そこまでならまだよかった。


 「その友人は、稲森と言ってね。小学校からの古い友人なんだ。で、そこまではいいんだが、稲森の家には男の子が4人いるんだ」



 「へぇ…それで?」


 「なんとも思わないのか?」


 「なんで??」


 予想外の瑠衣の反応に父は驚く。


 「で、いつまでなの?」


 「3ヶ月だ」


 「そう、わかった」


 あっさり同居を承諾した瑠衣。

 そのあっさりした承諾がすべてを巻き起こす。

< 7 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop