秘蜜の秘め事
もう、何をしているんだよ…。

絶対にだらしない子だって思われた。

次からはちゃんと髪をとかして、メイクして、服を着よう。

そう決めてマグカップに口をつけようとしたけど、彼がさっき口をつけた場所だと言うことに気づいた。

動かして、反対の方に口をつけた。

こんなことしちゃ、ダメに決まってるでしょ。

そんな関係じゃないんだから。

関係って、言うほどでもないが。

ミルクティーは、すっかり冷たくなってしまったはずだ。

なのに、すごく甘いような気がしたのは…砂糖を入れ過ぎてしまったからなんだと思う。
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