秘蜜の秘め事
「大学4年生になったばかりの1回り以上年下の女の子だ」

「…22歳って、こと?」

梨衣のことを言った僕に、ビー子は驚いたと言う顔をした。

「エー男って、ロリコン趣味だったの?」

「勘違いしないで欲しいな。

僕はロリコンでも何でもない。

そのままの彼女を好きになったんだ」

そう返した僕にビー子は悔しそうに目を伏せた。

「…どうした?」

僕は問いかけた。

と言うか、何で“悔しそう”に何だ?

「幸せなのね、エー男は」

ビー子は皮肉を言うように呟くと、カバンを手に持った。
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