秘蜜の秘め事
頭がぼんやりとしている。

わたし、今すごく熱があるかも知れない…。

「梨衣」

「ッ…」

チュッと、額に唇が触れる。

まぶた、頬の順番に唇が触れる。

最後に、
「――ッ…」

また、唇に触れた。

唇が離れて、見つめられる。

「梨衣」

名前を呼ばれたその時、フワリと、躰が浮いた。

古沢さんがわたしを抱えあげたからだ。
< 78 / 440 >

この作品をシェア

pagetop