WITH


腕を伸ばし晴哉の首に絡めて抱いた温もりは、私を十分すぎるくらいに溢れ出すほどの愛情で埋め尽くしてくれる。


廉からは受けられなかった“100%の愛”がそこにはあって……


私が晴哉を欲した今、離せないほどの幸せを与えてくれる、大切な存在。



「晴哉、大好き……」



呟くように伝えた言葉のあとに、頭を撫でながら抱き締め返してくれた晴哉の温もりを、二度と離したくはないと思った……



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