隣の女
「おう、お疲れー。」

「なにやってんだよ、帰ったんじゃねーの?」

「なにって、お前待ってたんだけど。」

「ホント、お前のそーゆーとこムカつくわぁ。ありがとなぁ。」

俺はうれしくて涙が出そうだ。
目は全然潤っていないけど。
ここが琉希亜のいいところ②だ。

こうして俺らは二人で帰っていった。
< 28 / 54 >

この作品をシェア

pagetop