隣の女
待つこと10分。
やっぱりあの二人は来なかった。

俺は家庭科室に行くことにした。

家庭科室までは少し距離があるが、俺はゆっくり歩いて行った。

なんとなく恐いのだ。
あの二人がどうなっているのか。
気になるけど、知りたいけど、知りたくない、見たくないといったような矛盾な感情でいっぱいだった。

あんなにゆっくり歩いたのに、もう家庭科室の前まで来てしまった。

俺はゆっくりとドアへ近づいて音をたてないように少しだけあけ、中の様子をうかがった。
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