先輩と私と。
どうしようもなく流れる重い空気。



「...俺、先輩呼んでくるわ」


「は?誰を?」


「笹浦先輩」



「なんで!?」




「さっさとコクれよ。それでも男か」



「女だし」



「そうだっけ?絶壁だけど」



私の胸を指差す。



「今から豊富なカンジになる...予定」



「ははは。んじゃ。待ってろよ」




「えーヤダ!ちょっと!!ダメ!!」




テニス部で走りこんでるヤマキには勝てなかった。



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