先輩と私と。
ミーティングをする。
Aメンとジュニア2年と、
トロンボーンの1年生。
明日のバスには、
Aメンとジュニア2年だけが乗るはずだった。
だけど千愛ちゃんがいなくなっちゃったから、
席が1つ空いちゃって、
誰か一緒に行きたい人いますか、って顧問が聞いた。
するとトロンボーンの1年が真っ先に手をあげた。
「私、行きたいです」
その手はぴんと張っていて、
かっこよかった。
顧問は頬を緩めた。
「いいですか?」
「はいっ」
吹部の洗練された返事が2音にこだましていた。
だから他の1年は帰ったのに、
その子だけは残る。
明日の予定の確認。
何時に集合して、
何時に出発して、
お昼は何時で、
そういうやりだしたらきりの無い確認。
本来千愛ちゃんが座っていたはずのところには
1年生が恥ずかしがることなく堂々と座っていた。
Aメンとジュニア2年と、
トロンボーンの1年生。
明日のバスには、
Aメンとジュニア2年だけが乗るはずだった。
だけど千愛ちゃんがいなくなっちゃったから、
席が1つ空いちゃって、
誰か一緒に行きたい人いますか、って顧問が聞いた。
するとトロンボーンの1年が真っ先に手をあげた。
「私、行きたいです」
その手はぴんと張っていて、
かっこよかった。
顧問は頬を緩めた。
「いいですか?」
「はいっ」
吹部の洗練された返事が2音にこだましていた。
だから他の1年は帰ったのに、
その子だけは残る。
明日の予定の確認。
何時に集合して、
何時に出発して、
お昼は何時で、
そういうやりだしたらきりの無い確認。
本来千愛ちゃんが座っていたはずのところには
1年生が恥ずかしがることなく堂々と座っていた。