先輩と私と。
そのあと片づけをして、


執行部で今日の反省をする。







反省が終わったら、零と帰るんだ。






それだけを考えて。



みんなが生徒会室からいなくなるまでそこで待つ。







最後まで残っている重田先輩と話していた。





「それじゃぁ、また明日。笹浦も」




3時に始まった反省。




もう5時を過ぎていた。




重田先輩が見えなくなった頃に、



零は言う。




「帰ろう」




「うん」




「声、ガスガス」




「うるさい!!」



零が出す、左手。






右の手で握った。




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