先輩と私と。
今日も、下校は木間くんの隣だ。





百合は毎日、しつこく同じ話をする。





「千愛ちゃんがね」





木間くんはつまらなそうにしていた。





聞いているのか聞いてないのかも分かんないな。







「あぁ!!!もう」





頭を激しく掻いた。




びっくりして、一歩だけ後ずさる。





「な、何...?」






「んで、そんなに上杉気にしてんだよ!!!そんなん、俺には関係......ねぇし!!!!」





「だって、木間くん、千愛ちゃんのこと何か知ってるじゃん」







証拠もないのに、言って見る。







「........は」








「千愛ちゃんが死んだ理由。知らないの??知ってるはずだよ」








もう、振り返れないじゃん。





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