俺とキスしよ?


結衣ちゃんはピンク色の腕時計見た。


「もう来るかも」


と、小さく響く鈴の音が耳に聞こえた。


「おーい、創ー」


「よう」


どうやら幼なじみの人は男らしい。しかしわたしの方からは振り向かなければ姿すら確認できない。けど、何だか振り向くのは気が引ける。


……ん?


なんだか肩が重い。それにわたしの肩から程よく付いた筋肉の腕が見えた。それと同時に耳にふっと息を吹きかけられた。


「お嬢さん、俺とキスしよ?」


< 8 / 23 >

この作品をシェア

pagetop