I love you~最初で最後の恋~




翌日、増井に電話したが出ることは無かった。



勿論学校にも来ないで冬休みを迎えた。



通信簿どうすんだ・・・・・・・・



なんとか期末は受けてたから赤点は免れてるが、宿題とか色々と教えないといけないし。



渡しに行くしかねぇか。









「湊、待ってよ」


「ほら、早くしろ」



増井ん家のアパート近く前まで来ると、2人が楽しそうに車に乗り込んだ。



デート、か・・・・・・・・



笑ってたな、増井。



俺ではあんな笑顔にしてやることは出来ない。



胸がチクッとする。



どうしちまったんだ、俺。





何時帰ってくるか分からない増井の部屋の新聞受けに通信簿やら宿題やら手紙やら入っている茶封筒を入れて留美の居る家へ帰った。

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