I love you~最初で最後の恋~
「じゃあ先に沢野先生の話から聞こうか」
ガタッと沢野先生が座っている前の席に座りこんだ。
「偉そうだな、おい」
沢野先生の隣に座っている人なんか無視。
「覚えてる?去年のこの時季だよね、私達が出逢ったの」
まあ担任だったからね。
てか昔話からする感じ?
「入学式は普通の一匹狼だと思ってたの」
完全に担任の目は過去に振り返っていた。
「でも1週間見てたら遅刻ばっかりしてくるし、欠席だってするんだもん」
そうだっけ。
「初っ端から問題児だったのかよ」
煩いなぁ~・・・・・
「初めて増井さんのこと調べたら複雑な家庭だって分かって、そりゃあぐれたくもなるわよね」
そんな回りくどい言い方しないで素直に“可哀想”って言えばいいじゃない。
同情なんて慣れてるんだから。
「でもね、私思ったの。“あぁ、この子には支えて貰える人がいないんだ”って。そう思ったら私が支えてあげたくなって」
だからあのお節介か・・・・・
「沢野先生・・・・・」
「増井さん・・・・・」