I love you~最初で最後の恋~




「これが俺と留美の破局の理由」



どういう表情をしていいのか分からず、苦笑いを浮かべた。



「先生、私の事好きなの?」


「そうみたい」


「それ、本当?」


「本当」



大きな目から一筋の涙が零れ落ちた。



ふっ・・・・・・・・



可愛い奴。



空いている距離を縮め、涙を拭った。



「先生、先輩に告白されたの。どうしてほしい?」



そんな潤んだ目で見つめんなって。



「俺の側に居て。他の男の所になんか行くな」


「うん!」



ギュッと抱きついてきた増井。



留美とは違い、小さくて華奢な身体。



身長はそんなに小さくないのに、抱きしめると細い。



やっと手に入れた。



生徒でもある彼女を_____・・・・・
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