レインリリー
★シングルマザー★

答えは最初から決まっているもの?

2歳になったとたん
【ザ・イヤイヤマン】に変身した
侑右を毎朝後ろ髪を引かれる思いでママにお願いして私は働き出した。


「どうせならスーパーマンになってくれたら良かったのに」


ぶつぶつ呟きながら
ふと、最近の自分の毎日を思い返してみる。

何だか最近、周りの人が優しい。
というか、皆、親切なのだ。

些細な事だけど、
遊びに行く時に家まで迎えに来てくれたり
旅行先で侑右にお土産を買ってきてくれたり。

結婚してる時は、
あまり連絡の無かった友人達から
用事も無いのに
「どうしてる~?」
なんてメールや電話がきたり。

おかげで、それなりに充実して忙しい日々をおくり侑右も、ママや友人達のオモチャになりながらすくすくと育っていた。

みんなに支えられて生きてる。

そう実感する日々は
たくさんの人の
思いやりや優しさに触れ
暖かくてありがたい毎日だった。

だけど、世の中やっぱりそんな人ばかりじゃなくて・・・
< 186 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop