♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥

もしかして…?







プルルルルル……




『もしもし?』

「あ、私です。──西園寺さん」



いよいよ明日に迫った、撮影の日。


正直、明日が憂鬱でたまらない。






『どうしたの?momoから電話してくるなんて。』



珍しいわね、なんてお上品に言う電話の相手は、
私のマネージャーの西園寺さん。





「あの、明日の撮影の事なんですけど……」



だけど、ついさっき私は気付いてしまったんだ。






「友達は…連れて来ない方がいいですよね?!」




西園寺さんがダメだと言ったら、
有紗たちは来ないだろう!!と。


私が”来て欲しくない"って思ってるんじゃなくて、
西園寺さんが”来たらダメ"って言ってるんだから。


そうしたら、明日の話はなくなる。





だから、この質問にNOと答えてくれたら
問題は解決………




『あら、全然いいわよ』


って、西園寺さぁぁぁぁぁん!!!!



ダメダメ……。


なんとしてでもNOと言わせないと!!



「でも…、2人ですよ?!
それに、発売前の雑誌なのにいいんですか?!」


『そんなこと、気にしなくていいのよ』




嘘でしょっ…?


それじゃあ、私の計画は………





『それに、あなたの素敵な姿を見てもらえる、いい機会じゃない♪』




は、はは……。


"素敵な姿を見てもらえるいい機会”なんて、
そんな素晴らしいものじゃ……。



西園寺さんの心は、なんて綺麗なんだろう。






『じゃ、楽しみにしてるわね!』

「はーい、さようなら。あはは………」



ピッ。




「はぁぁぁあああ……」



電話を切った後、私の部屋には大きなため息だけが残った。




< 97 / 248 >

この作品をシェア

pagetop