Worlds end
第18章 もしも
学校に行くのは辛い。

正直、ミンナの視線が怖い。


それでも我慢して、
ここまでやって来れたのは、
モモとミオと云う、
大切な存在が在ったから。


それ以外に何も無いだろう。
ただ、それだけの事。


一人だったら…
二人に出逢って無かったら…


幾数もの、もしも…が頭の中で反芻する。


もしも一人だったら…


ドロップアウトしてる自分が、
容易に想像出来た。

ソレはモモとミオも同じだったと想う。



学校にはモモは、
顔をあまり出さなくなったけれど、
ちゃんと僕らとは繋がっていてくれた。
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