冬が寒いわけ
私はしゃがんで
ゆうひの目線にあわせる。
「ゆうひ。」
「なぁに?」
大きな瞳をキラキラと輝かせて
可愛らしい声と顔で私に言う。
「この間、ゆうひのこと
叩いてごめんね?
でもね。ママ、
ゆうひのこと大好きだよ。」
私はただ、ゆうひの目を見続ける。
「ゆうひもね。ママ大好き。」
「…ゆうひ…ゆうひ……」
堪えていた涙がこぼれ始めた。
ゆうひに少しでも多く
私の愛が伝わって欲しい。
「ずっとずっと、大好きだよ…」