【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~





学校はとっくに夏休みに突入してる。



つまり、本来なら約一ヶ月、重要な用事
が無ければ家から一歩も出なくて済むハ
ズだが──。



私は夏休みが始まってから、3日に一度
、周期的に外出している。今日がその日
なのだ。



──ピーンポーン……。



階下からチャイムの音が聞こえてきて、
私は小さく息をついた。



連日、30度を超す猛暑日だ。



なんでわざわざそんななかに飛び込むな
んて自殺行為をしなくちゃいけないのか
、まったく理解出来ない。



かといって、居留守を使うとまた面倒だ
し、と私は階段を降り、サンダルに足を
引っかけて玄関のドアを開けた。



すると、飛び込んできた、真っ赤な髪の
毛。



……赤色ってだけですごく暑さが増すの
は何故かしら……。





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