すっぴん★

「私が何かした」

素が俊介に質問をした。

「してるじゃない。俺、君んちに来て、感激したよ。部屋の中も、浴室も、
トイレも。潔癖症の俺が、普通に呼吸が出来る環境が備わっている。これ
って、驚きだよ」

「まあ、努力はしているけど」

「ありがとう。本当は世界中を探しても、潔癖症の俺が、満足出来る環境
を作れる女性はいない、と思っていた。だから、一生独身でも仕方ないか
とね。でも、違っていた。いたんだよ。世界中で一人だけね。俺、トイレ
と、浴室に入った時、その人を見つけたって思った。感動で、感動で、涙
が出たよ」

その時の感動を思い出し、俊介の目がまたうるうるし出した。


「俊介!私たちの相性・・・最高に・・・いいんだね・・・うううっ」


素も俊介の涙を見て、もらい泣きを始めた。

二人は、笑い、涙し、夜が明けるのも忘れ、互いに見詰め合って話し明か
した。





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