あなたに捧げる665日
寂しい時

あの放課後から何日かした日の放課後、友達と部活帰りに下駄箱を開いたその瞬間。


時が止まったように感じた。


がちゃっ。
「ん、なんか入ってる」


ラブレターかなーなんてバカなこと考えながら見てみると、そこに入ってたのは封筒に入れられた一枚の写真だった。



「ちょっとごめん、みんな先帰ってて!」

慌てて写真を隠し、誰もいないとこを探し走った。


結局トイレでこっそりその写真をみると、そこに写ってたのはなんと先生と私だった。


角度のせいでキスしてるように見えなくもないその写真。


手が震えた。別に悪いことなんて何もしてないのに、先生の声がよぎる。


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