変色【BL】
「私には一度も、あんな目を向けてくれなかったのに……」
「……」
「ねぇどうして?どうして私じゃダメなの?好きじゃないなら、どうしてあの日、きっぱり断ってくれなかったの?」
「……」
彼女の目を、見ることができなかった。ただ俯いて、己を責め立てる声を、静かに聞き続ける。
「……」
「ねぇどうして?どうして私じゃダメなの?好きじゃないなら、どうしてあの日、きっぱり断ってくれなかったの?」
「……」
彼女の目を、見ることができなかった。ただ俯いて、己を責め立てる声を、静かに聞き続ける。