変色【BL】
Part7
琴子が去っていった後、航介は一人、取り残された。

何分、何時間経ったのだろう。日はすっかりおち、満天の星空が広がっている。

壮大な宇宙に、俺という人間は塵ほどの存在にもならない。だからこの想いを忘れる瞬間はすぐ来るはずだ。あっという間だ。

それなのに俺は、どうしてこんなに悩まなければならないんだろう――?
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