吸血衝動〜意地悪な君の条件〜













ゆっくりと味わうように牙を突き立てた。








ーーーーーーーー刹那。







「っ!!」







グイッ







椎くんに強く腕を引かれて景色が反転する。






え?


なっ何?








「僕さ、ヤられるよりも、ヤるほうが好きなんだよね」







立場は逆転し、何故か私の上にいるのは椎くん。



しかもいつもの天使スマイルの面影なしの意地悪な笑みを浮かべている。







私の暗示が効いてない?












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