【完】私が愛した男~椿を護るヤクザたち~
母親に一度言ったことがある



『欲しくもない子供なんて生まなきゃよかったじゃん』



私の言葉に眉間にシワを寄せて言ったんだ





『要らない奴に払う金なんてないわ、今は出してあげてるけど中学にもなれば私と同じように綺麗な顔で生まれたんだから体売りなさいよ!そして親孝行でもするのね』



こんな奴が親なんてって思うと吐き気がする




鼻で笑って私を見下ろすその顔は母親なんかじゃない…そう思いたかった



そして、中学になった私は母親の男に無理矢理犯されてそのまま夜の世界へと向かった








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