どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて
*はじめての委員会


春休みが明けての久しぶりの授業は、みんな体がダルそうだった。

休みの感覚が抜けきっていなくて、すごく眠い。


それは私も同じで

「ふぁーーあ」

手で口元を隠して大きく欠伸をした。


今日の授業はさっそく6時間。


「もうちょっと徐々に授業増やしていく感じにしてくれればいいのにー」


なんて理沙は叫んでいたが、

先生達はそんなに甘くない。


そして、今日は6時間目のあとに委員会もあるし、疲れそう。


はぁ……

ため息をついてふと視線に入って来た星野くんを見ると、

星野くんの机にはたくさん女子が群がっていた。




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