どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて


「行ってくる。」


私はそう言って教室を飛び出した。


タッ、タッ、タッー


ガラっとドアを開けると、まだ先生は来てないみたいで安心した。


そして星野くんの隣に座ると、私はすぐに彼を見て言った。



「声かけてくれなかった!」


元から一緒に行く約束はしてないけれど、

少しくらい声をかけてくれたっていいじゃん!

目で訴えながらもそう言うと



「寝てたから」


そんな言葉だけが返ってくる。

寝てたからって……もしかして少し天然なの?

起こしてくれなきゃ委員会遅刻しちゃうじゃん!


文句でも言ってやろうと思ったんだだけど



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