イケメンルーキーに恋をした
長身の顔を見上げると、強い太陽の日差しで目が燃えそうになりキュツと目を細める。
「なに?」
太陽の日差しを避けるように顔を斜めにして言うと、田尾くんは「別に?」と短く返し、自分の体であたしの顔に影を作った。
眩しさが解消されたあたしは、普通に目を開ける。
「あ、そう言えばさ、今更だけど、田尾くんがバスケ再開したの、お姉さんに言ったの?」
あたしの言葉に田尾くんは呆れたようにハッと笑う。
「本当今更ですね。どんだけ時間経ってんの」
そう言って片方の口角をクイッと上げ嫌味に笑う。
「言いましたよ、ちゃんと。言わないとあの人うるさいから」
「喜んでたでしょ?」
「まぁ」
素気ない表情で頷く田尾くん。