永遠に広がる空~伶多~
hazimari
考えたら、ほとんどよんだっけ・・

少し考え込んでいた。

・・かこっ

上靴の音がした。

その音はだんだん近付いてきた。

うちはその足音を気にせずに本を選ぶ。

地味系の子が本を探しているのだろう、そう思って。。。

・・あれ面白そう、だあ・・

それは映画にもなった、ベストセラーの本だった。

でも1番上の段にあって、届かない。

うちは背伸びをする。

でも届かない。

・・椅子つかおっと。

だが、椅子はぐらぐらしていて不安定だ。

落ちたら痛そうだ。

・・見たいけど・・

先生に頼んで取ってもらおうかな。

うちはほとんど諦めかけていた。

その時横から手が伸びて、うちが読みたかった本を取った。

「・・何、これ読みたいの?」

低く、落ち着いた声。

うちは目線をゆっくり上に向けていく。

長い足、手。

そのひとの顔を見て動きが止まった。

「あ・・うん。ありがとう」

黒髪で、短髪。

形のいい耳。

きれいな形の唇。

大きめな眼。

・・ひゃあ。。

こいつは隣の席の名木田娃瑳都。

近くで見るとますますイケメンだ。

隣の席だけど。

うちはその本を受け取り、お礼。

名木田は笑顔でうん。

そして彼は図書室を出ていった。

・・あれ・・

・・本読みに来たんじゃあ・・

うちはその本を片手に考える。

・・何しに来たんだろうかなあ・・
よく分からないやあ。。
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