イケメン幼なじみに愛されて


「……」



いつから、こうなってしまったのか……。



あの時から変わらない遊園地。

そして変わった私たち。


少しずつ成長していく。


大人になるって、少し寂しかった。



私たちの中の、何かが変わってしまう。


昔のように、心から笑えてるんだろうか。




「柚葉」



「……うん?」



そんなことを考えながらぼんやり遊園地を眺めていると、
翔太に呼ばれた。


翔太の方を見ると……




「最初は、どれにする?」



「……」



優しい顔で、笑っていた。


まるで、あの時のように。
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