ボクの瞳に映る一億の友達
ボク











ずっと一人だった…。





孤独ばかりな人生で、生きる意味も見いだせないまま…ただ、星空ばかり見詰めている。





それがボク。
アリア・モンシェと言う人間だった…。









『ねえママ、ど~してボクの髪の毛はママとぜんぜんちがうの?ボクも茶色がいい!』

『アリアったら…前にお話したわよね?ママはね、アリアと血が繋がっていないの。だから髪の色も違うのよ?』

『じゃあ、ボクはママの子供じゃないの?』

『…アリアはママの子よ。神様がくださった、ママの大切な宝物なの』

『ほんと?』

『ええ…本当』





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