beautiful love ★ 俺様boyと天然girl
次の日。

教室に入ると、木南はもう自分の席に座っていた。

いつも通り本を読んでる。

昨日のことがあったから、学校に来てるのを見て少し安心した。

鞄を置いて席に座る。

「……おはよ、早手」

「ん」

木南もいつもと変わらない。

少し迷ってから、声を落とす。

「……昨日、大丈夫だった?」

「え?」

「帰ってから」

「あ……うん。大丈夫だったよ」

「そっか」

それだけ聞ければよかった。

前を向こうとすると、木南が小さな声で俺を呼ぶ。

「……早手」

「何」

「また、話聞いてくれる?」

「…………」

「昨日みたいに、ちょっとしんどくなった時とか」

少し不安そうに俺を見る。

「……話くらいなら」

「ほんと?」

「ん」

「……ありがと」

木南が少しだけ笑った。

俺もそれ以上は何も聞かなかった。
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