beautiful love ★ 俺様boyと天然girl
早手と一緒に帰らなくなって、数日。
最初は、そんなに気にしてなかった。
自主練なら仕方ないし。
学校ではいつも通り話すし。
「水乃、消しゴム」
「え?」
「貸して」
「また忘れたの?」
「忘れた」
「もう!」
こんなやり取りも、いつも通り。
だから。
大丈夫だと思ってた。
「早手」
「ん?」
最近。
木南さんが早手に話しかけることが増えた。
「昨日のことなんだけど……」
「ああ」
「あとで、ちょっといい?」
「……うん」
小さな声。
何の話かまでは聞こえない。
だけど。
“昨日のこと”
その言葉だけが、妙に耳に残った。
「水乃?」
「え?」
隣の宗太に呼ばれて、慌てて振り返る。
「何ぼーっとしてんの?」
「してないよ」
「してたって」
「ちょっと考え事」
「文化祭?」
「……まあ、そんな感じ」
適当に笑って、もう1度前を見る。
早手はもう、木南さんと話していなかった。
考えすぎ。
早手は自主練してるだけ。
木南さんとだって、席が近いんだから話すことくらいある。
そう思ってるのに。
あの日見た光景だけが。
どうしても、頭から離れてくれなかった。
最初は、そんなに気にしてなかった。
自主練なら仕方ないし。
学校ではいつも通り話すし。
「水乃、消しゴム」
「え?」
「貸して」
「また忘れたの?」
「忘れた」
「もう!」
こんなやり取りも、いつも通り。
だから。
大丈夫だと思ってた。
「早手」
「ん?」
最近。
木南さんが早手に話しかけることが増えた。
「昨日のことなんだけど……」
「ああ」
「あとで、ちょっといい?」
「……うん」
小さな声。
何の話かまでは聞こえない。
だけど。
“昨日のこと”
その言葉だけが、妙に耳に残った。
「水乃?」
「え?」
隣の宗太に呼ばれて、慌てて振り返る。
「何ぼーっとしてんの?」
「してないよ」
「してたって」
「ちょっと考え事」
「文化祭?」
「……まあ、そんな感じ」
適当に笑って、もう1度前を見る。
早手はもう、木南さんと話していなかった。
考えすぎ。
早手は自主練してるだけ。
木南さんとだって、席が近いんだから話すことくらいある。
そう思ってるのに。
あの日見た光景だけが。
どうしても、頭から離れてくれなかった。