初恋   ~友達から恋人へ~
1限目は歴史 眠たくなる授業だ




「教科書忘れたから見せて?」




「いいよ。」




机を引っ付ける




近くなった距離に 心臓が早まった




授業中 隣の彼を盗み見る



あれ?



教科書忘れたって言ったよね?
彼の机には 裏向けられた教科書が置いてある




・・・・?




首を傾げて考えていると 急に彼が私に近づき耳元で





「さくら・・   早く触れたい。」




え?




ガタン!




驚きのあまり飛び跳ねた拍子で机に足を打った





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