私の彼氏は中国人留学生
予備の布団もないし、ベッドで一緒になることに。

ベッドの中でいつもと同じようにキスしてくっついてたら、いつのまにか一線をこえていた。


その日からは暁明は私の家に泊まることも多くなった。


会えば、たくさんキスをして、抱き合って。

とにかくこの時期が一番ベタベタしていたと思う。


ケンちゃんとのこともあって、相変わらず、かおり以外のサークルの人には暁明のことは秘密にしていたけど、二人の関係自体は上手くいっていた。


付き合って一ヶ月の日に暁明が買ってくれたシンプルなシルバーのペアリング。

私はそれをいつもつけていたから、彼氏がいることはみんな知っていたけど、相手のことは伏せていたし、暁明とは学年も違うから大学でも一緒にいることは少ない。


本当は内緒にしたくなんてない、この人が私の大好きな人だって言いたかったけど......。
< 34 / 244 >

この作品をシェア

pagetop