俺の彼女は変態です









「じゃーん!!
まんどらけ!!!」



皆様。
いいですか。
絶対こんな女になっちゃいけませんよ。
確かに俺は趣味は趣味でいいとは言った。
だが彼氏を連れていくにはハードルが高すぎる。







もう一度いう、カエリタイ









真っ赤なその店の中は薄い本だらけ。
しかも男同士の。
俺男なんだけど。





「………ゆりさん、俺かえっていい?」


「えー。帰り道わかるの?」






帰ることはいいんかい。








「ちょっとで終わるから待ってて~、
これ終わったらほんとに行きたいとこあるのー」





もう買うものは決まっているらしく、取り出す手つきが慣れていた。怖い。怖くなってきたよこのこ、次どこ連れていかれるんだろ、俺。







「買ってくるから待っててね」







薄い本を4さつていど持ったゆりはレジまで駆けていった。







うん。なかなか。









なかなか俺のキャパシティ広い。








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